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パッケージシステムへのクラウド導入事例
クラウドサーバー導入により顧客要望を実現
倉庫業向けシステム、配送業向けシステム、販売管理システムなど、様々なパッケージを展開する富山県のSIerであるT社。
同社は顧客からの要望により、オンプレミスサーバーで動作していたパッケージシステムをクラウドサーバーにて動作させることを模索していた。
検討の結果、Oracle社が提供するクラウドプラットフォームである、Oracle Cloud Infrastructure(以下、OCI)のクラウドサーバーを導入。
これによりシステム導入スピードの向上、サーバーの拡張などが可能となり、顧客からの要望を実現した。
※以下の記事は、エンドユーザーへパッケージシステムを提供しているT社様へのインタビュー記事です。
クラウド導入の背景
顧客からの「クラウドは無いのか?」という問い合わせもあり、クラウド導入を検討していました。
クラウドの魅力は、導入スピードの速さや柔軟なスペックアップが可能な点だけでなく、
オンプレミスに比べてコストパフォーマンスが非常に高いことにもあります。
特に、Oracleデータベースのライセンスを含むOCIは、小規模エンドユーザーに適しており、
サーバー購入やライセンス購入に伴う初期投資や手続きの煩雑さを回避できる点を評価しています。
クラウド環境選定で重要視したこと
クラウドプラットフォーム+ベンダーでサポート体制が整っていること、長期的なパートナーシップが期待できること、そして他社の事例を多く持っていることが選定の重要なポイントとなりました。
OCIを選んだ理由
Oracleデータベースを使用したパッケージを自社で提供していること、Oracleデータベースのライセンスのコストパフォーマンスの良さがOCIを選ぶ決め手となりました。
日本ソフテックを選んだ理由
日本ソフテックは、クラウド導入に関する多くの質問に即答できる知識と経験を持っていると思います。また、FastConnect(専用回線を用いたVPN)など新しい技術の導入に際しても、不安要素を一つ一つ解消するサポートを提供いただけました。
日本ソフテックの対応
導入にあたっての疑問点や不安要素に対して、日本ソフテックから適切な回答を提供いただけました。
社内でのクラウド教育や勉強にも力を入れていますが、日本ソフテックからの支援によりゼロからのスタートとならずに負担を軽減できました。
導入時の苦労と業務改善効果
バックアップ方法の変更や、アプリケーションサーバーとデータベースサーバーの分離によるデータ取り込み方法の変更など、オンプレミスとは異なる点があり、導入時には苦労もありました。
しかし、エンドユーザーからはクラウドが好評で、顧客からの要望に応えることができたと思っています。導入の速さや拡張性が特に評価されています。
クラウド導入の思わぬ効果
モニタリングツールが標準でついているので、オンプレミスでは必要だった追加ツールの導入が不要となりました。CPU等の負荷状況を簡単に見ることができ、保守作業時に助かっています。
今後の展望とクラウド導入を検討している方へのアドバイス
クラウドとオンプレミスを両立させながら、システム導入数のさらなる増加を目指しています。
クラウド移行を検討している方には、リソース選択の自由度や、スモールスタートからのスペックアップの容易さをアドバイスとして伝えたいです。
日本ソフテックへの期待
地元企業としての強みを活かし、今後もさらなる支援を期待しています。
最後に、
取材にご協力いただき、ありがとうございました。
取材日:2024年3月
※本事例に記載の情報は取材日当時のものであり、閲覧される時点では変更されている可能性があります。